税理士は『事業成長パートナー』。攻めの経営を実現するための守りを固める
株式会社B-and-A

before
課題
- 税務や経営判断に不安があった創業初期
- 攻めの経営に踏み出す財務基盤がなかった
after
対策と結果
- 税務顧問で数値を見える化し、成長に合わせて的確にサポート
- 財務コンサル導入で戦略的な資金調達・採用が可能に
「マーケティング」と「人材育成」を強みに、クライアントの課題解決をオーダーメイドで支援する株式会社B-and-A。同社がビジョンとして掲げるのは『故郷創生』です。代表の新居総一郎氏が、愛媛を拠点に会社を設立したのは2020年、二十歳のときでした。
社会経験も、会社に勤めた経験すらない状態からのスタート。創業初期からPlusA税理士法人(以下、PlusA)をビジネスパートナーに選んだ新居代表は、PlusAの存在を「事業成長パートナー」だと語ります。守りを固め、攻めの経営体制を築くために、どのようにPlusAを活用してきたのか。創業から現在、そして未来の展望に至るまで、詳しくお話を伺いました。
「ちゃんとやりたい」。社会経験ゼロからの起業、守りを固めるための必然的な選択
――はじめに、PlusAのサービスを利用しようと考えた「きっかけ」を教えてください。
入り口は税務顧問契約でした。僕は二十歳で会社を起業したので、社会経験も会社に勤めた経験もなく、もちろん税金を納めたこともない。本当に何もない状態だったんです。そんな中で、人の給料を扱ったり、会社の売上を取り扱ったりするわけですから、自分一人では到底無理だろうと。ですから僕の中では、弁護士や税理士といった専門家は、会社を始める上でデフォルトで必要な存在だと考えていました。
創業時は3人でのスタートでした。僕はもともと細かい性格で「ちゃんとやりたい」という気持ちが強いんです。だから、領収書をまとめて投げておけば全部やってくれる、というような税理士さんは求めていませんでした。節税の方法だけを教えてもらうためでもなかった。それよりも、数字の面から「どうすれば事業が成長するか」「どうすれば決算書の数字が良くなるか」といったアドバイスをくれる方を求めていました。
PlusAさんにお願いしようと思った最大の決め手は、「事業の成長への危機感を一緒に持ってくれるかどうか」という点です。PlusAさんにはその姿勢を感じましたし、僕たちの成長に合わせてサービスの改善提案もしてくれる。守りの部分をしっかり固めながら、事業を前に進めていくためのパートナーになってくれるだろうと感じたのが、最初のきっかけですね。
期待を上回る伴走。事業フェーズに合わせたサービス改善で、乗り換えを考えたことは一度もない
――実際にサービスを利用してみて、どのような効果や成果がありましたか?
まず定量的な効果で言うと、僕たちが税務にかける時間をシンプルに削減できたことです。創業当初は僕自身が経理も見ていましたが、今は経理担当者が一人います。その担当者の時間を事業成長に直結する業務に充てられるようになったのは、非常に大きな成果です。
僕たちは創業初期からPlusAさんにお世話になっていますが、今まで一度も税理士さんを変えようと思ったことがありません。会社のステージが変わるタイミングで専門家を乗り換えるケースはよくあると聞きますが、僕たちにはその必要がなかった。それは、PlusAさんが僕たちの会社のゼロから積み上がっていく過程をすべて見てくれていて、その時々のフェーズに合わせたサービスの改善や提案を続けてくれているからです。
「事業成長を共にする」という姿勢を常に感じさせてくれる。これは、僕が最初に期待していた通りの、いや、期待を上回る成果だと思っています。
会社の数字を考える仲間がもう一人増えた。守りの税務から、攻めの財務へ
――期待以上、あるいは予想外だった成果や変化はありましたか?
PlusAさんとのお付き合いの中で、僕自身の考え方が大きく変わる転機がありました。それが「財務コンサル」のサービスをお願いした時です。
それまでの税務顧問契約は、どちらかというと「守り」の側面が強かった。でも、財務という視点が加わったことで「いかにして会社の資産を増やしていくか」という、より前向きで「攻め」の視点に立つことができたんです。
感覚としては、会社の数字を真剣に考えてくれる仲間がもう一人増えた、という感じですね。社長は孤独だ、なんてよく言われますけど、会社の未来の財務について一緒に考え、フォーカスできるパートナーがいるのは、本当に心強いです。
もしPlusAがいなかったら…会社の成長スピードは確実に遅れていた
――もしPlusAのサービスを利用していなかった場合、現在はどうなっていたと思われますか?
想像すると、少し怖いですね(笑)。税務に関して言えば、後から知ることが本当に多かったので、シンプルに税金をちゃんと支払えていなかったかもしれません。もちろん、銀行に見せられるような質の高い決算書も仕上がっていなかったでしょうね。
財務の面で言うと、「攻めの体制」をまだ築けていなかったと思います。どうすれば攻めに転じられるのか、今、会社のリソースとして何が足りていないのか、そこに対して財務がどう貢献できるのか。そういった未来の財務の話にフォーカスできているのは、間違いなくPlusAさんのおかげです。
PlusAさんは、うちの社内体制をしっかり見た上で、僕と経理担当者それぞれに対する接し方を切り分けてくれています。経理担当者には税務の話を、僕には未来の財務の話を、というように。おかげで僕自身は、社長として本当にやるべきことに特化できている。もしそうでなければ、細かい性格なので全部自分でやろうとして、会社の成長スピードは確実に遅れていたと思います。
『故郷創生』の実現へ。財務のパートナーと共に、強気の採用ができる体制を作りたい
――今後の事業展開や、新たなチャレンジについてお聞かせください。
僕たちは『故郷創生』というビジョンを掲げていますが、現状の事業は行政や民間からの受託業務が基本です。もちろんそれも大事ですが、僕たちが思う『故郷創生』を実現するためには、それだけでは足りない。将来的には、自分たちで価格決定権を持てる自社事業を育てていきたいと考えています。
そのためには、「ヒト」と「カネ」のリソースを増やしていく必要があります。その両方を解決する鍵が「財務」なんです。だからこそPlusAさんには、これからも「財務のパートナー」でいてほしい。財務体制を安定させ、必要な時に強気の採用や資金調達に動けるような体制を、一緒に作っていきたいですね。
PlusAは、自分の中にある答えをブラッシュアップしてくれるパートナー
――最後に、PlusAのサービスの利用を検討している方へメッセージをお願いします。
これは税務や財務に限らず、法務や労務など、すべての顧問業に言えることかもしれませんが、どんなに優れた専門家がいても、最終的な意思決定を下すのは会社自身です。
PlusAさんは、僕たちの意思決定に必要な材料や、進むべき方向性を示してくれます。でも、それは「完全なアドバイス」として答えをくれるわけではない。結局、自分自身で決断しないと、その責任は取れませんから。
僕にとってPlusAさんは、自分の中にある答えを、より鋭く、より良いものへとブラッシュアップしていくためのパートナーなんです。もし、意思決定まで含めて専門家に任せたい、という考えの方だと、少し違うかもしれません。
そうではなく「事業成長パートナー」として、攻めるための土台作りを一緒にやっていきたい、という会社にとっては、PlusAさんは最高のバリューを発揮してくれるはずです。この記事を読んで、PlusAさんの立ち位置をしっかり理解した上で、頼られるのが一番良い形なのかなと思います。